
おはようございます、林です。
本日は、米国向け輸出を行っている方全員に
関係する重要な制度変更についてご案内します。
2025年8月12日より、米国税関・国境警備局(CBP)
は「デミニミス(非課税)制度」
の完全施行に踏み切るようです。
元の記事
https://tinyurl.com/3xk3bzze
今後は通関手続きの厳格化により、
Amazon FBAへの納品にも影響が
出る可能性があるため、要チェックです。
【デミニミス制度とは?】
「関税法321条」に基づき、以下の条件を
満たす貨物は関税が免除される、というルールです。
● 商品価値が 800ドル未満 であること
● 1人の輸入者あたり1日800ドルが上限(超えると課税対象)
● 同じ輸入者宛ての複数配送は まとめて1件として計算
● インボイスやマニフェストに価値が明記されている必要あり
※ただし、中国および香港特別行政区原産品は適用対象外です。
【FBA納品は「デミニミス適用外」になる?】
今回の制度変更により、CBPは新しい
システムを導入し、規定に準拠して
いない輸入者を自動検出するとのこと。
この中で注目すべきは、Amazon FBA納品が
「同一輸入者宛て」とみなされる
可能性が高いという点です。
つまり、FBA向けの複数の小口出荷であっても、
1日あたり800ドルを超えると判断されれば、
デミニミスの対象外となり課税や
通関手数料が発生するリスクがあります。
なお、「DDP条件での米Amazon FBA納品」
において、輸入者が誰とみなされるか
(=Amazonか、自社か)という点については、
まだ公式な見解を確認中です。
【上限を超えた場合のリスク】
もしデミニミスの上限(800ドル/日/輸入者)
を超えた場合は、以下の対応が
取られる可能性があります:
・一般通関(formal entry) または 簡易通関(informal entry) の適用
・関税や税金の課税
・通関手数料の追加負担
つまり、現場での通関トラブルや納品遅延、
想定外のコスト発生に繋がる可能性があるということです。
特にAmazon輸出やeBay輸出を行っている方は、
この制度変更が事業にどんな影響を与えるか、
今のうちから対策を立てておきましょう。
それでは今日も良い1日をお過ごしくださいね!
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━━eBay 取引例文━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【日本語】
そちらに2点のアイテムが届いたと思いますが、
販売する前に販売スタート価額を教えて下さい。
宜しくお願い致します。
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↓
【英 語】
I believe you received two items there.
Before listing them for sale,
please let me know the starting price.
Thank you in advance.
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━━編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. 7月も終わりですね。
どんどん挑戦していかないとですね!