eBay詐欺には様々なタイプがありますが、一番に思いつくのが
「ナイジェリア詐欺」
ですね!
以前の記事でナイジェリア詐欺に関して詳しく解説しましたが、最近新しいタイプのナイジェリア詐欺が発生しているのをご存知でしょうか?
今回はeBayビジネスをする上でセラーが気をつけておきたい詐欺のひとつ、ナイジェリア詐欺の最新バージョンについて詳しく解説させていただきたいと思います。事前にこのような事例があることを知ること、そして他のeBayメンバーと共有することで被害を最小限にすることができますので、必ず最後まで一読してくださいね!
目次
ナイジェリア詐欺とは
419詐欺
典型的な例として、海外の政府関係者・軍の高官やその親戚を名乗る人物から、賄賂や資金流用、遺産相続等で得た秘密資金の送金のために貴方の銀行口座を貸してくれれば、資金の一部を謝礼として渡す旨持ちかけられ、手数料等と称して言葉巧みに金品を騙し取ろうとする手口です。
1980年代の発生当初、アフリカ西部のナイジェリアを舞台に世界的広がり、通称「419詐欺事件(ナイジェリア刑法419条に抵触する犯罪)」や「ナイジェリア詐欺」と呼ばれています。情報の発信元は、ナイジェリアに限らず世界各地に広がっているため注意が必要です。
ナイジェリア詐欺の代表的ケース
- インターネットオークションの質問欄からの連絡や応札を通して商品購入を持ちかける事例も増えている。
- 決済手段としては、政府の為替規制を言い立て現金(電信為替)後払い、または先方国や欧米系の大手銀行の小切手を用いる。後者については商品発送前に輸出業者に届くが、 商品発送後に銀行に持ち込むと、偽造・盗難小切手と判明、決済不能に。荷足の速い国際宅配便利用を条件に、その送り状(Airway Bill)コピーをFAXすれば24時間以内に電信為替送金するとし、実際には送金せずに商品を詐取する事例も増加している。
JETROには上記以外のナイジェリア詐欺のケースも紹介されていますので、時間のある時に一通り目を通しておくとよいでしょう。
どんなメッセージが届くの?
どのような取引背景だったの?
ナイジェリア詐欺に遭わないためにできる3つのこと
eBayビジネスを長年されている経験豊富なセラーの方も最初のうちは初心者セラーです。様々な難関を乗り越えたことで今の実績や売上があるのです。
ナイジェリア詐欺は他の詐欺に比べて特徴がありますので、以下の3つのポイントに気をつけましょう!
ナイジェリアへの発送は断る!
ナイジェリアの国名を見たら「あ、詐欺かもしれない!」と思ってください。
eBay上で取引をしたことがないバイヤーが直接取引+ナイジェリアへの発送を依頼した場合はほとんどの場合が「ナイジェリア詐欺」だと言えます。
ナイジェリアへの発送はしていない、と伝えてください。もしくは、変だなと思った時点で被害を最小限に抑えるためにもeBayに報告するのもよいですね。
PayPal以外の支払い方法も断る!
支払い方法は「PayPalのみ」受け付けるという姿勢を維持しましょう。
PayPalが使えないのは可哀想、不便だな、と少しでも同情すれば相手の思う壺です。PayPal以外の支払い方法は全て断ってください。
直接取引は本当に信頼できるバイヤーのみOK!
基本的にeBayは直接取引に関してこれまで以上に目を光らせています。eBay外で取引をするような内容のメッセージをeBayがキャッチしたら、あなたのアカウントまで影響してしまう場合もありますので、初めて取引するバイヤーとの直接取引は全て断りましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ナイジェリア詐欺もいろいろなタイプがあるようです。今回のケースはeBay経験豊富なスタッフが詐欺ではないか、と感じ取り未然にトラブルを防ぐことができました。
eBay上には真面目なセラー・バイヤーもいれば、詐欺行為を計るセラー・バイヤーもいることを常に頭に入れておく必要があります。
eBayが悪意のあるセラーやバイヤーをもっと厳しく取り締まることができれば「ナイジェリア詐欺」のような問題は起きないのかもしれませんが、完全に阻止するのは難しいことです。
自分のアカウントは自分で守りましょう!