おはようございます! SAATSの林です。
先日ラスベガスで行われたeBay Openという
セラーイベントですが、CEOのDevin Wenig氏
がWorthfilter社への独占インタビューで答えた
Wenig氏が目指す、eBay Managed Marketplace
についての構想についてお話させて頂きたいと思います。
今後eBayはどこに力をいれていくのか。
このことについて話しています。
Wenig氏は2011年9月からeBayのCEOに就任し、
今年で8年ちょっとになります。
Wenig氏が掲げていたeBayの復活をWenig氏が
達成できているかどうかというとうーん、
Amazonと差をつけられたなーという感が
ありますが。
私としては前回ののJohn Donahoe氏のほうが
CEOとして優れていたと思っています。
それは置いておいて、eBayが力を入れていること
それは次の3つです。
1.商品カタログ
eBayが数年前からセラーに強制入力をさせて
いるのがUPC/EAN/JANなどの商品のバーコード情報、
そしてそれに伴うItem Specifics(商品詳細)ですね。
この成果もあってeBayでは現在殆どの商品がeBay
のでデータベースに蓄積され、バーコード、型番、
その他商品詳細といったカタログデータが溜まっています。
eBayの課題として今後AI機能を用いて、よりバイヤーに
検索及び購入動向にあった類似商品を表示させたりする
機能がまだまだeBayが求めるレベルまでなっておらず、
継続して開発中のようです。
今後も継続して構造データを強化していくのは
間違いないですね。
2. 決済
eBayの歴史の中で決済に関して2回の大きな失敗をしてしまった
と言われています。
当時eBayが自社で開発していたBillpointという決済システム
を捨てて、2002年にPayPalを買っちゃったわけですが、やはり
決済というところは手数料課金が握れる美味しいビジネスですので
当初からeBayが独自の決済システムを根気よく開発していれば
現在では素晴らしいグローバルペイメントシステムがかなり早い段階
でできていたと言われています。
でもそれは置いておいて、PayPalを買収したところまでは
良かったのですが、PayPalをそのままPayPalサイトとして残し、
eBayサイトに統合させなかったことと言われています。
これによりeBayの影響力ある投資家から、単体で活動している
PayPalを売却せよ!と迫られ、2015年に成長率が良かった
PayPalを売却させてしまう事態になりました。
投資家の目の前の売却利益のために、急成長を遂げていた
PayPalというドル箱をeBayは失ってしまいました。
そして今eBayはAydenという新たな決済パートナーと
再度決済システムを作り直しているというまさに失われた15年
といった形ですね。
分社して別会社に決済手数料が流れるのではなく、
これにより、eBay自体に決済手数料が入ってくる流を取り戻どす
という形になります。
3. フルフィルメント
やっとのことeBayもebay.comにといて来年からアマゾンに
対抗するフルフィルメントサービスを開始すると発表しましたが
このサービスがどれだけスムーズにアマゾンのようなフルフィルメント
サービスとして機能するものになるのかというところが注目ですね。
全て自社でやっているAmazonにどれだけ対抗できるか
が見ものですね。
今後eBayどうやってAmazonに対抗してしていくのか
頑張っていただきたいですね!
それでは今日も良い1日をお過ごしくださいね!
━SAATS NEWS━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Amazon, Personal Shopper再ローンチ
http://saats.jp/jpn/article20190806/
Amazon, ペンシルバニアに配送センター追加
http://saats.jp/jpn/artile20190805/
Amazon, インドでフードデリバリー?!
http://saats.jp/jpn/article20190804/
Domino自動運転ロボット導入目指す
http://saats.jp/jpn/artile20190727/
eBayマルチユーザーアカウントアクセス
http://saats.jp/jpn/artile20190802/
━SAATS NEWS 本日のピックアップ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【Amazon, ダッシュボタン廃止へ】
アイディアはシンプルのようだった。Amazonから同じものを
オーダーするなら、例えば、コーヒー、洗剤など、家のどこかに
ボタンを置いてオーダーするプロセスを置き換える。
ボタンを押せば、商品が届く。
そこからAmazonダッシュボタンは生まれた。
2015年エイプリルフールの前の日に発表され、
実際のところが本当なのかわからなかった。
Amazonはすでに今年の初めからダッシュボタンの販売をやめている。
そして今度は、そのサポートもやめる。ユーザーへのメールで
Amazonは、ダッシュボタンデバイスが2019年8月31日で
機能を停止すると告知している。
なぜだろう?そもそもそれをすでに売ってないし、
今実際に使っている人もとても少ない。Amazonの
担当がCNETに伝えたのは、最近の数か月でボタンを
使用頻度が「著しく減った」という。
Amazonのアプリやウェブサイトの画面上でプッシュする
「バーチャルダッシュボタン」は健在だ。
自動再注文サービスも残る。それは、洗濯機に
洗剤注文ボタンが付いていたり、コーヒーメーカーが
自分で豆を注文するような仕組みだ。これまでの、
商品別の物理的ボタンがなくなる。
ダッシュボタンプログラムは軌道には乗らなかったが、
ローンチ以降自分で楽しみを見つけた人もいる。
Amazonが目的を自由に設定できるボタンを
発売してからは、外出時に自分の行きつけの
スターバックスに好きなコーヒーを自動的に
注文するボタンを作った人もいる。
━━eBay 取引例文━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【日本語】
ご購入いただきありがとうございます。
大変申し訳無いのですが購入いただいた商品は入れ違いで
他のサイトで売り切れてしまい在庫がありません。
その代わり同じ商品で日本版なら仕入れることが可能だと思います。
画像を添付いたしますのでご確認ください。
それではあなたからの返信をお待ちしております。
————————————————-
↓
【英 語】
Thank you for purchasing.
I am sorry but the item you purchased was sold
at another website so I do not have one in stock.
I can get the same item in Japanese edition instead.
Please confirm the attached image.
I am looking forward to your reply.
————————————————-
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━━編集後記━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. またテキサスで銃乱射があり、20人以上が
亡くなりましたね。
アメリカも年間100名以上が銃乱射で死んでいます。
それでも原因は銃ではない!といっている政府は
ホント頭いかれてますよね。
まあもう完全に利権により、銃がなくならない国、アメリカですね。