eBay輸入をする際、たまにShippingの項目に
「May not ship to Japan」
という表示がある出品ページを目にすると思います。
これはセラーが「条件次第では日本へ発送するかもしれないよ」という意味ですが、この表示を見てすぐその商品を諦めてはいませんか?
基本的に、上記のような表示が発送の項目にある場合、日本にいるバイヤーはその商品を購入することができません。
でも、どうしても欲しい!という商品に出会うこともありますよね!
その時にどうすればいいのか、今回は日本へ発送してくれるかもしれない商品をeBayで購入する方法をわかりやすく解説させていただきますので、今後の参考にしてください。
目次
May not ship to Japan表記の商品は購入できる!
『May not ship to Japan』表記の商品はその商品ページに行かずとも、検索ページの時点で以下のように『Shipping not specified』(配送指定されていません)という表記が出ていますのですぐにチェックできます!
これは、海外セラーがあらかじめ設定している配送可能国に日本を含めていないため、このように表示されているのです。
これは「does not ship to Japan」とは全く異なる意味合いであることをこの機会に覚えましょう!
does not ship to Japanは「日本に発送いたしません!」という意味です。
may not ship to Japanは「場合によっては日本に発送するかも。まずは連絡してね!」という感じです。
ですので、may not ship to Japanという表示があっても、その商品の購入を諦める必要はないのです。
セラーとの交渉はタダです!交渉がうまくいかなかったらどうしよう、と何も始まっていない状態で悩んでも時間の無駄です。
セラーが日本への発送に合意した場合は商品を入手できますので、まずはセラーと交渉してみましょう。
セラーへの連絡方法
出品ページのShippingの項目をみてください。
May not ship to Japan – Read item description or contact seller for shipping options.
とありますね。
商品詳細を確認してもいいのですが、eBayシステムに慣れるという意味で、あえてここではcontact sellerをクリックします。
トピックを選択する画面が表示されます。
Shippingにチェックを入れてみると、This seller doesn’t offer international shipping. (このセラーは海外発送しません。)という項目があるのが分かります。
普通ならここで諦めてしまうかもしれませんが、交渉はタダですのでセラーに一度連絡してみましょう!
トピック選択の部分の最後にあるotherをクリックします。
Didn’t find your answer? (知りたい回答はありませんでしたか?)
Contact the seller(セラーに問い合わせる)をクリックします。
メッセージを送信したら、あとはセラーからの返信を待つだけです!
サンプルメッセージ:
Hi. I am interested in your item.
Can you ship it to Japan?
Please let me know how much it would cost if you can accommodate my request.
Thank you!
「あなたの商品に興味があるけれど、日本に発送できますか?発送可能な場合は送料がいくらになるのかも教えてくださいね。ありがとう!」
上記のようなメッセージを送るとよいでしょう。
セラーへの質問は極力シンプルに入力してください。
これはあなたがセラーの立場の時にも同じことが言えます。
- 同じ内容を不必要に繰り返さない
- できるだけ要点だけを絞る
- 文字制限は2000文字だが全部使い切らない
上記3つのポイントを抑えれば海外ビジネスもスムーズにまとまるでしょう。
Keep it simple!(できるだけシンプルに!)
もちろん、シチュエーションによってメッセージのボリュームは異なります。返品・返金、詐欺、クレーム処理のなどの対応時はある程度メッセージは長くなると思います。
そのような時こそ、上記に挙げた3つのポイントに気をつけながら文章を構成してみてください。
今直面している問題がすぐに解決したり、問題を最小限に抑えることができるはずです。
問題解決まで時間がかかり過ぎる、不必要に問題が大きくなって困るなどお悩みの方にとても便利なサービスがありますので、ぜひこちらの記事を読んでみてくださいね!
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一部セラーが日本に発送しない理由とは
一部セラーが日本へ発送しない理由は2つあります。
1つ目は、単に面倒だから。特に海外発送に関する情報があまりない場所にいるアメリカ人セラーは日本への発送を断る傾向がありますね。
商品の梱包も国内発送よりもしっかり行う必要もありますし、きちんと荷物が届くのかどうかが心配だ、と不安視しているアメリカ人セラーも中にはいます。
これは日本人セラーにも同じことが言えますね!
現地郵便サービスが不安定なロシアやイタリア、遅延が多いカナダや南米を発送除外国に設定している日本人セラーも多いので、外国に荷物を発送することに不安を感じているのは自分だけではない、と割り切って考えるのも大切です。
そして、2つ目の理由は、日本までの送料がとても高い、ということです。
当たり前のことですが、セラーの所在地が日本から遠ければ遠いほど、送料は高くなります。このため、日本への発送を拒否しているセラーがいることを覚えておきましょう。
交渉成立となったらどうすればいいの?
セラーが日本への直送を受け入れ、あなたがセラーがオファーする送料に同意した時が「交渉成立」となります。
交渉成立となったら、商品ページから通常通り「Buy It Now」ボタンをクリックして支払い手続きに進みましょう。
支払い手続きに進むと、Checkout: Review order の画面に移動します。
「requesting total」をクリックすると、Request total from sellerの画面が表示されますので、画面左下にあるSubmit requestをクリックします。
この手順を進むと、日本までの送料を含めた合計金額に訂正してくれますので、セラー側による金額の訂正が終わったら、あとは通常通りに支払いを済ませるだけです。
転送会社を利用しよう!
「交渉がうまくいかなかった」
「送料が高すぎる」
「返事がない」
などの状況下に置かれた場合はそれ以上交渉を続ける必要はありません。
でも時には「諦めきれない!」という商品に出会うこともありますよね!
そのような時は最終手段として「転送会社」をうまく利用してみませんか?
転送会社を利用すると、商品は、
「eBayの出品者→転送会社→あなた」
という流れで商品を受け取る事が可能になります。
転送会社と言っても、そのほとんどが「個人輸入向け」のサービスになっているので、一商品からでも気軽に利用できるところばかりです。
この転送サービスを提供している転送会社は、世界各国に存在していますが、その商品の発送元の国にある転送会社を利用するというのが基本的な利用方法になりますので覚えておきましょう。
転送会社の利用登録をすると、「その国の住所」があなたに付与される事になります。つまり、「MyUS」などの転送会社を通してアメリカの住所が手に入るということ。
あとはその住所をeBayの配送先住所に登録して、eBayで通常通り商品を購入するだけです。
eBayセラーは、その登録された「アメリカの住所」に商品を発送します。
そのため、一旦はその転送会社がその商品を受け取る形になります。
転送会社があなたの商品を受け取ったら、それぞれの転送サービスで必要な手続きをして、日本に発送してもらう事でその商品を輸入する事ができるのです。
転送会社は海外バイヤーの味方!
転送会社とは、
海外に広大な倉庫を保有し、インターネットで購入した商品を購入者の代わりに現地(海外)で受け取り購入者の住所(日本)へ転送してくれる会社のこと。
サイトの言語がすべて英語の海外の会社もあれば、中には日本の企業が日本語のホームページを作ってアメリカなどに倉庫を構えて運営しているところもありますので英語が苦手だと感じる方でも利用できる転送会社がありますので安心してくださいね。
よって、日本と海外、何千キロと離れた土地間で商品の売買をスムーズに行っていくために仲介に入ってサポートしてくれるのが「転送会社」なのです。
いつ利用できるの?
eBayには『Ships to United States Only(米国へのみ発送可能)』というセラーが非常にたくさん存在します。
日本へ直送してくれるセラーだけに絞って商品リサーチを進めてもいいのですが、利益の取れる商品を見つけた時に限って、『米国にのみ発送可能なセラー』から購入したいケースが必ず出てきます。
そのような時こそぜひ転送会社をうまく活用してみてください!
セラーは転送会社へ商品を発送し、転送会社が日本に転送する、という流れになります。
また、eBayから商品を購入してアメリカから荷物を直接送ってもらうと、例えば小さくて軽い物でも
1個2,000円以上の国際送料がかかったりします。また、荷物の大きさが少しでも大きくなってくると、例えば1kgを超える様な荷物の場合には、5,000円〜8,000円などの送料がかかることも普通のことです。でも、送料でいちいちそんなに取られていたのでは、利益を増やしていくことは不可能に近いですよね。
この場合もセラーにアメリカ国内にある転送会社の倉庫に荷物を送ってもらい、日本へ転送してもらえば国際配送料を安く抑えることができるので転送会社はとても便利だということが言えます。
転送料金は高い?安い?
ここで気になるのは「転送料金」がどれくらいになるか、ということだと思います。
転送料金や手数料はその会社によって様々です。同じ重さでも数千円など金額が変わってくる場合もありますので、サービスを利用する前に『料金シミュレーション』や『転送料金の一例』など金額の参考に出来るページでしっかりと料金を把握することが大切です。
他のセラーが使っているから、他のセラーのおすすめだから大丈夫、などで利用を決めないようにしてくださいね。なぜなら、あなた自身が転送サービスを利用するのですから。
ですので、あなたが納得するまで必要な情報を入手し、それを元にアカウントの契約・登録をしましょう。
オススメの転送会社『MyUS』とは
MyUSは、米国のフロリダ州サラソタに本社を構える転送会社です。おそらく日本で輸入ビジネスを実践している人達の中で、MyUSを知らない人はいないと思います。それくらい昔から日本人の利用者数が多い転送会社なのです。
MyUSの一番の魅力はその転送料金の安さです!
数ある転送サービスの中でも、MyUSはかなり安いようです。
でも、米国の現地スタッフが検品・梱包を行っているため、アメリカ人のお国柄からかどうかわかりませんが、商品の扱いが雑な場合が多々あるようです。
日本の郵便局や宅配業者は荷物ひとつひとつに愛情を込めて大切に扱ってくれますが、全く同じサービスをMyUSもしてくれるだろう、とは絶対に思わないでくださいね。
他国には他国の常識があることを理解する必要があります。もしかしたら日本人が神経質なだけかもしれませんが。。。
また、アメリカでは『新品』と言っても外箱が無いことは日常茶飯事です。なぜなら、もともとアメリカでは製品本体が正常な場合には、その外箱には特に価値がないと判断するからです。
国によって商品の価値の味方は異なりますね。これも海外物販の醍醐味のひとつだと思いますので、取引をしているセラーとのやりとりも楽しみましょう!
MyUSでも転送できない商品はある?
MyUSはアメリカ運営の会社であるためアメリカの法律で大丈夫な物はほとんど転送してもらえます。
その一方、日本が運営する転送サービスだと日本の法律に厳しくなりますのでそうはいきません。
また、MyUSがOKを出して転送してもらった商品が税関で止められた際に、MyUS側は何も責任は取ってくれませんので注意が必要です。
『輸入禁止商品』についての知識も少しずつでもいいので理解を深めていきましょう。
⇩My USに関する詳しい情報はこちらの記事をご覧ください⇩
どうしても欲しい!日本へ発送しない商品をeBayで購入する方法のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回紹介した方法を利用することで、日本へ発送しない商品を購入することができる場合もあります。
この方法を知らない他のライバルよりも一歩先に出ることができるのも嬉しいですよね!
この方法はeBayだけではなく、海外アマゾンや海外ネットショップで日本直送不可の商品を輸入する際も活用できますので覚えておいて損はありません。
出品者(販売者)にコンタクトを取る方法だけが違いますが、交渉の流れも一緒ですし、交渉に失敗した場合でも、転送会社から付与された住所を配送先住所に設定し、商品を送ってもらうだけです!
日本へ発送しない商品を見つけたらぜひ試してみてくださいね。
Happy Shopping!