さあ、Amazonでいろいろな商品を売るぞ!と思った矢先にアカウント停止・・・という怖い話を耳にしたことはありますか?
なぜアカウントが停止されたのか?
これには様々な要因があるとされていますが、Amazonに参入されたばかりのセラーに多く見られるのが「出品NG商品」を出品してしまった、というケースです。
そうです!eBayのようにAmazon上にも出品NG商品があるのです。
今回はAmazon輸出にこれから参入される予定のセラーさんのためにも事前に出品NG商品について把握していただくために、出品できない商品について分かりやすく解説させていただきたいと思います。今後のAmazon輸出にぜひ参考にしてください!
目次
Amazon輸出で出品できない商品
Amazon輸出ではそもそも規約上出品できない商品が指定されています。商品を出品する前に必ず以下のページを参照してください。
Amazon輸出で出品できない商品(Amazon.comヘルプページ)
カテゴリーごとに細かいルールが定められているのがわかります。
特に自分の販売するメインのカテゴリーに関しては、一度目を通しておきましょう!
これらの商品はそもそも出品が許されていないため、自分で新規商品登録を行っても遅かれ早かれAmazonの手により出品が削除され、合わせて出品を行っているセラーに対して警告が送られます。
多くの方は自ら規約違反を犯してまで新たな出品ページを作ることはないと思いますが、問題なのは「気づかぬうちに・知らぬ間に」規約違反の商品に出品してしまうケースです。この場合は「他のセラーも売っていたから・・・」という理由は一切通用しませんので気をつけてください!
つまり、商品の出品をするときは自己責任で行わなくてはならないのです。
特に無在庫大量出品をする場合は、自分で決めた一定のフィルタを通さずに出品数を増やしていると、規約違反商品に大量に出品をしてしまい「アカウント停止」という結果になりかねませんので注意しましょう。
Amazonの規約上出品できるが、商標権・意匠権等を侵害している場合
その一方で、Amazonの規約上は問題なく出品ができていたのに、突然出品ができなくなる商品も少なからず存在することを覚えておく必要があります。
特に大手メーカー品や海外メーカー品に多いのですが、メーカーがAmazon側に正規の手続きを経て出品ページを削除する場合や、メーカーから直接連絡を受けるケースです。
このような場合には、不正な主張であればAmazon側にアピールすることが可能です。もしくは、おとなしく出品を取り下げるのも選択肢のひとつですので、覚えておくとよいでしょう。
このケースの一番のリスクは、FBA商品として大量にFBA倉庫に在庫を保有しているパターンです。FBA倉庫に在庫が残ったまま商品が販売できなくなると、
*それらの商品を日本に返送(送料は自己負担)
もしくは、
*Amazon側に廃棄依頼をする
ことになりますが、いずれにしても大きな損失が発生してしまう結果となるのは予想がつきます。
出品が規制される可能性がある商品は出品をしない、もしくはFBA在庫を大量に保有しないことも大事なリスクヘッジの一つになりますので出品時は特に注意してくださいね!
そもそも海外商品を出品してしまうリスクを減らすツールもありますので、それらのツールを使って出品商品をフィルタリングすることも可能です。
航空危険物とみなされている商品の場合
Amazon輸出をしていると、航空危険物のため海外発送が禁止されている商品が売れることがあります。
麻薬や海賊版の商品等の法律自体で輸出が禁止されているものはもちろんですがそれ以外でも航空便で発送が禁止されている商品はいろいろあります。
航空危険物については以下のリンクをご覧ください。
プライスターUSを利用したAmazon輸出では無在庫で商品を大量出品するという性質上そのような商品も出品されて売れてしまうことがあります。
その場合はお客様に、
「申し訳ありません。この商品は航空危険物により海外発送できないためキャンセルさせていただきます。」
という事情を説明したメッセージを送ってキャンセルしてください。その後、そのような商品を再度出品しないように必ずブラックリストに登録してくださいね!
ブラックリスト機能の使い方は以下のリンクを参照してください。
エレクトロニックのカテゴリーで出品NGのブランド
ちなみにエレクトニックのカテゴリーで出品できないブランドは以下となります。
Apple
Beats by Dre
Bose
Brookstone
Canon Cameras – used only
Lifeproof Phone cases
Logitech
Franklin Electronics
Marantz
Monster Audio headphones
Neewer
Nikon Cameras – used only
Ninja Blenders
Otter Box
Solio
Sony Cameras – used only
Speck iPad/iPhone cases
Spigen
T-Mobile Prepaid Phones
https://thesellingfamily.com/the-known-brands-that-are-not-allowed-to-be-sold-by-amazon-third-party-sellers/
上記のブログには第三者のセラーがAmazonで販売できないブランドが紹介されています。
ブラックリストを管理する方法
自身の販売経験が長くなればなるほど、実際に出品を規制されている商品はAmazonからの連絡を受けることなどを通して増えてきます。
上記の規約違反商品を販売している場合も、商標権等の侵害で出品ができなくなった場合も、相当悪質な場合を除いては一発レッドカードというケースは少ないようですが、少なくとも2回同じ商品で同じミスを繰り返す(もしくは出品を削除するなどの対応をとならい)と、Amazonからアカウント停止の宣告を受ける可能性が高くなります。
そのため、以後出品をしないと決めた商品については、自身のブラックリストとして管理をすることが必要です。
こちらについてはご自身でエクセルで管理をする方法で十分対応ができますので、手動で商品を出品する場合にもCSVを利用して商品を出品する場合にも、ご自身のブラックリストと出品商品を照らし合わせる作業をルーティン化させることもあなたのAmazonアカウントを守る重要な作業のひとつだと言えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
新規商品登録を手動で行う場合、このようなミスは回避できますが大量一括出品をされる場合は特に注意が必要ですので、Amazon輸出で出品が禁止されている商品やブランド名などは出品前に把握しておく必要があります。
アカウントを守るためにも非常に重要な作業のひとつであることを覚えておきましょう!