「すでにAmazonで販売されている商品を出品する方法はわかったけれど、まだAmazonで販売していない新規商品を出品するときってどうすればいいの?」
と思ったことはありませんか?
答えは簡単です。
カタログ(Amazonの商品ページ)を自分で作るだけで商品を販売することが可能になります。
この商品、売れそうだけど商品ページがないよ!売れないじゃない・・・と諦めるのではなく、積極的に自分でカタログを作成してみませんか。
*カタログ作成ができるのは大口出品者のみですのでご注意ください!
カタログを作成するときに必要となるのが「商品説明」です。
商品について何も書いていないセラーも中にはいますが、それは非常にもったいないです!なぜなら、正直なところ、商品説明によってあなたの商品の「売れ行き」が全然違うからです。
今回は、売れる商品説明の書き方のポイントをわかりやすく解説させていただきますのでぜひ参考にしてくださいね。
なお、この記事は、あくまで「新規」の商品ページを作るときに必要な知識であり、また、出品しようとしている商品が、有名なものであったり、名前を見ただけで価値が伝わるような商品である場合、商品説明はそれほど重要ではない場合もあります。
目次
商品説明文を書く時に押さえておきたいポイント4つ
以下の4つのポイントさえ押さえておけばあなたの商品は売れるはずです!
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- 商品の優れている点、悪い点を正確に伝える
- 購入者の商品に対する不安を払拭する
- 商品を魅力的に見せる
- 具体的に、簡潔にわかりやすい文章を書く
これらのポイントを押さえることで、あなたの商品が購入してもらいやすくなります。
それでは、具体的にどのように書けばいいのか、それぞれのポイントを順にみていきましょう。
商品の優れている点、悪い点を正確に伝える
商品の優れている点や悪い点を正確に伝えることで、購入者の不安が払拭されるだけではなく、あなた自身やあなたのショップを守ることにつながりますので、これまで商品説明に記載していなかった方はぜひ実践してください。
【例】
「中は傷や汚れ等がなく綺麗な状態です。パッケージにもほとんど傷はありません。」
という説明文があったとします。
この説明を読んで、あなたはまず何を感じましたか?
傷があるのかないのか、非常に曖昧です。このような表現では、購買者によっては傷があるじゃない!と憤慨する方も中にはいらっしゃるかもしれません。これにより、悪い評価がついたら・・・考えるだけでゾッとしますね。
お互いにとってマイナスな情報は記載しないように心がけましょう。
サンプル文:
「パッケージの左下に白く擦れたような傷があります。」
など目立つ傷がある場合は正確に正直に記載しましょう!
また、先に悪い点、後に良い点を書くと印象がよくなりますよ。
購入者の商品に対する不安を払拭する
4つのポイントの中でもこれは特に重要です。
自分が何かを購入するとき、「これってどうなんだろう?」と思うことはありませんか?
それが購入者の「不安」と呼ばれるものです。
その不安について記載することで、商品がより購入されやすくなります。
もちろん、商品の悪い点を伝えることでも、購入者の不安を払拭することはできますが、出品するものによってはそれだけでは不十分です。
例えば、本やCDの場合は傷、汚れ、破損の状況を伝えるだけで十分ですが、アパレルや食品などの場合は、購入者が「わからないと不安に思う」ことがたくさんあります。
商品説明文でそれらを書いて、不安を解消してあげましょう。
例えば、以下のようなことを記載しておくと購入者は安心してあなたの商品を購入することができます。
【例】
食品: | 原材料、内容量、賞味期限、保管方法、ギフトラッピングができるかどうか、風味や味の種類、大きさなど |
アパレル: | サイズ、色、メーカー、着心地、生地に使われている素材など |
おもちゃ: | 遊び方、対象年齢、対象性別、素材、動源(コンセント、電池など)など |
購入者の「不安」は、他にもたくさん想像がつくはずです。
アドバイス:商品ごとに自分が買う立場だったら・・・と想像してみましょう。
商品を魅力的にみせる
商品説明文では、あなたの商品が「どのような商品なのか」を伝えることが第一だと考えがちですが、商品を魅力的に見せることも重要であることを覚えておくとよいでしょう。
説明文をみて「いいなぁ」と思ってもらえたら、購入につながります!
具体的にはこのような記述です。
【例】
「プレゼントにもおすすめです。」と書くより、
「身近な方へのちょっとしたお礼やご挨拶によくご購入いただいております。」
の方が魅力を感じませんか?
また、「2way仕様です。」という説明文をよく見かけますが、こちらの一文を、
「気分に合わせたコーディネートが楽しめる2way仕様でおしゃれを満喫!」という文章に変えてみたらどうでしょう。
商品の良さが伝わってきますよね!
ちょっと大げさでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、このようなフレーズによって、商品を魅力的に見せることができます。また、文章にも彩りが生まれ、読みやすくなります。
ただ、こればかり書きすぎてしまうと逆にわかりにくく、信憑性も薄れてしまうので、やりすぎには注意が必要です。
具体的に、簡潔にわかりやすい文章を書く
説明文は、簡潔でわかりやすいのが一番です。
ですが、それを追求するあまり、情報が不足してしまうのは避けたいですね。
つまり、説明文には、読みやすく、相手に適切に伝えるためのバランスというものがありますので、このポイントを押さえながら説明文を作成していきましょう。
バランスの良い説明文とは何か?
いくつか例文を挙げますので参考にしてくださいね。
【例】
「成長に合わせて遊び方が変えられる、よいおもちゃです。」
具体的にどのような遊び方があるのか知りたいですよね。
「3パターンの遊び方で、お子様の成長に合わせて楽しめます。」と数字を提示することで具体性がぐっと高まり、どのような商品なのかわかりやすくなりますね。
また、「サイズはMサイズで色は赤です。」という説明文があるとします。
アパレルのサイズや色の説明文はできるだけ詳しく書いた方が購入されやすいと言われていますので、
「サイズはMサイズ(ウエスト61cm、着丈60cm)、お色は朱色のようなオレンジに近い赤です。(お使いのモニター環境により見え方が多少異なります。)」
などと具体的に商品を説明してみてはいかがでしょうか。
せっかく良い商品を販売していても、説明文が淡白、情報が足りないなどの理由で購買者が購入を躊躇してしまうケースもありますので、できるだけわかりやすく、魅力的な文章を構成できるよう気をつけてみてください。
ですが、情報を詰め込みすぎても読む気が失せる文章になってしまう恐れがありますので、「バランス」をよく考えながら文章を作成しましょう。
はじめは難しいかもしれませんが、コツさえつかめばわずかな時間でバランスが取れた魅力的な読みやすい文章が書けるようになりますのでご安心くださいね!
商品説明を書く手順
ポイントがわかったら、いざ実践です。
え!いきなり実践!?
どうしたらいいの!?という方のために、
実際に書きはじめ~完成までの手順をのせておきました。
【完成までの手順】
- 購入者の商品に対する不安を払拭するために、「不安材料」を明確に書き出しましょう。
- 書き出したらどの項目をどの場所に書くか決めましょう。(Amazonの商品ページには「商品の仕様」欄と「商品説明」欄がありますのでうまく使い分けてください。
- 上記に挙げたポイント1,3,4を参考に文章を作成しましょう。
商品の仕様
商品画像の横で目立つ箇所に表示されます。
お客さまにも目につきやすいので商品の特徴や仕様を入力してください。
1項目につき100文字以内の制限があります。
だらだらと長く記載するよりも簡潔にわかりやすく、お客さまに伝わる内容を意識しましょう。特にアパレルでは大きさ(サイズ)が重要になります。
具体的な記載事項は出品したい商品カテゴリーの出品商品を参考にしましょう。
当たり前のことですが、丸パクリはNGです!
商品説明文
商品の仕様の下にある「もっと見る」が表示されている場合は、「もっと見る」をクリックすると商品の説明欄に一瞬でスライドして表示されます。
ここは商品の仕様で特徴や詳細情報を記載できていれば未記入でも大丈夫です。書き足りなかった場合は入力しておくとよいでしょう。商品説明文は全角600文字まで入力可能です。
※商品の状態や送料など、出品者固有の情報は含まないようにしてください。
商品説明文ではHTMLタグも利用できるの?
商品説明文で改行したい場合はHTMLタグを入れないと改行されません。
改行は<br />というHTMLタグを使用することで改行ができます。このHTMLタグを入れないと改行されずに、見にくい文章になってしまいます。
他の出品されている商品ページでも改行を使い説明されていますが、Amazonでは商品説明文にHTMLタグの使用は推奨しておりません。
規約違反ではありませんのでHTMLタグを利用されても大きな問題にはならないと思いますが、なるべく改行を使わずに簡潔に商品説明文を作成することをオススメします。
基本的には「HTMLタグは推奨されていない。」という事実だけは覚えておきましょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
たかが説明文、されど説明文です。
あなたの商品説明文がどれだけ正確で魅力的かによってあなたの商品の売れ行きは変わっていくことでしょう。
最近商品があまり売れないな、と感じている方や商品説明文の作成が苦手な方はぜひこの機会に上記のポイントを押さえながら、購買者の購買意欲を高める説明文を構成してみてくださいね。