もうすでにご存知の通り、Amazonで多種多様な商品を販売していく上で、売れる商品をしっかりと選び、仕入れていく必要があります。
「Amazonでの売上がなかなか伸びない!」
「顧客のトラフィックがあまりない・・・」
いい商品を出品しているのになぜだろう?と感じている方はこの機会に商品の仕入れ方法を見直してみてはいかがでしょうか。
モノレートは、その商品選定の根拠となる重要なデータを提供してくれます。つまり、なぜその商品が売れているのか、それを裏付ける情報をモノレートで確認することができるのです。自分の勘だけを頼りに、闇雲に様々な商品を売っているだけでは売上アップは厳しいのです。。
今回はモノレートとは何か、モノレートの利用方法などをわかりやすく解説させていただきたいと思いますので参考にしてくださいね。
モノレートは売れる商品を仕入れるために非常に重要なツールのひとつです。モノレートの見方や使い方をマスターして、スマートにせどりをしていきましょう!
目次
モノレートをうまく活用すべき理由
モノレート(旧アマショウ)は、Amazonで販売されている商品のランキングや出品者数が見ることができるツールです。実はこのツール、無料で使えるのです!
こんなに優れたツールが無料で使えるなんて、夢のようですよね。
基本的に、このツールを使わずに売れる商品を仕入れることは難しいです。
昔からせどり(転売)をしている方はamashowとかアマショウと言う方が聞き慣れているかと思います。アマショウはツール名称を変更し現在は「モノレート」としてサービスを提供しています。
モノレートとは一体何?
前述の通り、モノレートはAmazon専用の無料ツールで、商品ランキングやセラーなど詳しいデータを見ることができる便利なツールです。
モノレートは、パソコンもしくは携帯電話・スマートフォンで利用することができます。携帯電話やスマートフォンでデータを確認できるため、店舗で実際に商品を見ながら調べることができるのは嬉しいですね!
ですが、店舗によっては注意されてしまうところもありますので、使用する際には注意しましょう。
モノレートで確認できる主なデータはこちら:
『ランキング』
『出品者数』
『現在の最低価格』
『販売グラフ』
が見られます。
有効に活用すれば利益を得られる商品が見つかりやすくなりますよ!
モノレートの使い方
モノレートは、ダウンロードやインストールなど面倒な作業は一切必要ありません。
Googleなどの検索エンジンで『モノレート』と入力すれば、モノレートのリンクが表示されます。
それをクリックするだけです。簡単ですね!
モノレートはブラウザで開きます。
モノレートのページに飛びましたら、上方にある検索キーワードにリサーチしたい商品名またはJANコードもしくはASINを入力し、「グラフを見る」をクリックまたは、エンターキーをクリックします。
『ASINコード』とは、『Amazon Standard Identification Number』の略。
Amazonが扱っている、書籍以外の商品を識別する10桁のコードのことです。
検索が開始されると、対象商品一覧が表示されますので、あなたが確認したい該当商品をクリックしましょう。
*対象商品がすぐに表示された場合は、入力した検索キーワードではその商品しかヒットしなかった、という意味になります。
では、早速赤枠内にキーワードを入力します。ここでは試しに『THERMOS』と入力してみます。
*「ASINコード」をすでにご存知の場合は、リサーチしたい商品を間違うことなく、一発で調べることができるのでASINコードで検索することをお勧めいたします。
表示の並び替えを変えたい時は矢印のドロップダウンメニューで選択することができます。
上記の画像のように曖昧なキーワードだと複数出てきます。あなたが調べたい商品をクリックします。該当の商品をクリックしますと詳細が出てきます。
モノレートの見方
ここではそれぞれのデータの見方を詳しく説明していきます。また、注意しなくてはならない点もいくつかありますので、十分に理解してから仕入に使用しましょう!
最安値・出品者数・ランキングデータ
先ずはモノレートのランキングの見方をマスターしましょう!
上記にも書きましたが、⚪️で囲んだ部分ががその商品のカテゴリーランキングになります。
商品タイトル(サーモスTHERMOS FFH-ST ストロセット)をクリックしてください。すると、商品詳細画面に切り替わり、より細かな販売データを確認することが出来るようになります。
モノレートでは、「3ヶ月」、「6ヶ月」、「12ヶ月」、「すべて(全期間)」のように、期間毎の販売データを調べることが出来ます。
一番上にあるのは「価格=最安値」のデータです。
最安値のグラフを確認すると、この商品は新品が400円ぐらいから450円ぐらいで出品されていたことがわかります。
新品:緑の線
もしあなたが検索した商品の価格グラフの線が途切れている場合は、「出品者が一人もいなくなった」という意味です。
この時に新品を仕入れられればカートを独占することが可能となりますね!
このグラフはランキングのグラフと合わせてみるとより効果的になります。
例えば最安値のグラフが下がって、安い時にランキングの折れ線が非常に細かくなっていた場合は、その時の価格だと『売れやすい』と言う事になります。
逆に「とても優れた商品を見つけた!」と非常に価格差の大きい商品を見つけても、実はその値段では全く売れていないと言う事もありますので、注意が必要です。
最安値とランキングのグラフを合わせてみて、適正な価格差を見極めましょう。
ちなみに、ここで表示される商品の『コンディション』についてですが、『新品』以外にも、『中古』の出品がある場合は、以下のように表示されます。
基本的に仕入れる商品は『新品』となりますので、『新品』のデータを見るようにしましょう。
次に、「出品者数」のデータですが、読んで字のごとく、同一商品の出品者(ライバル)数を確認することができます。平均するとこの商品の新品を販売している出品者が7.9人いるのが、このグラフでわかります。
その下には「ランキング」と書かれているグラフが、ランキング推移のグラフになります。
通常折れ線グラフは上に上がれば上がるほど、上位という意味になりますが、このランキング推移のデータは、「下に下がれば下がるほど、ランキングが上位」という意味です。商品ランキングが上昇した = 商品が販売されたと考えることができますね。
下に折れ曲がる条件は『販売される』と下にグラフが折れ曲がりランキングが上がります。つまり、グラフの波が多ければ多いほど売れやすい商品になります。
このランキングですが、必ずこの『グラフ』を確認してください。
なぜならば最初の画面で出ているランキング『90位』はその時のランキングになるからです。グラフの中央に『平均:143』と画像に表示されていますが、これは平均のランキングです。
グラフをよく見てみると400位付近までランキングが下がっている時がありますね。
このモノレートの落とし穴になりますが、一回売れただけでランキングが非常に上がることがあります。200000位ぐらいだったCDが4桁代のランキングになる事なんてこともよくあります。
ここで何に注意しなくてはならないか?
それは『ランキング良かったから買ってみたが、実は普段は全く売れてない商品だった!』といった罠にかかってしまうこと。
ですので、必ず波形グラフの折れ線が沢山あるか確認してくださいね!
価格差も把握しよう!
モノレートでは、出品されている商品の最低価格も表示されます。
矢印が示している価格は「現在の」最低価格です。
また、現在の出品者数も見ることができます。現在6人の出品者がこの商品(新品)を販売しているのがわかりますね。出品者は少ないに越したことはありません。なぜなら、ライバルは少なければ少ないほど価格にブレができにくいからです。
そして何より『Amazon販売』⇨『ありません』Amazonがいては到底カートを取ることは、まず出来ません(よっぽど価格を下げれば可能です。)ので、Amazonがいない商品のチャンスは非常に高くなる、と言えます。
どんなにランキングが良くても特に中古は、この出品者数が300人近くいる商品ですと、やはり埋もれてしまうため、売れにくくなってしまいます。(最安値で出品する場合を除く)
また、新品でも出品者数の多い商品はカートの獲得合戦になってしまい、価格競争に巻き込まれるケースが非常に多いので、ランキングが良くて利益の出る価格差があっても『出品者数』によっては後々利益にならないこともありますので、十分注意しなくてはなりません。
期間毎の最安値一覧で全てのデータを確認しよう!
モノレートでは在庫変動時のランキングも見ることができます。
これは実際にどの価格の時に売れているのか?を詳細に見ることができます。より失敗しないためにうまく活用しましょう。
出品者数のグラフからさらに下にスクロールしますと、「期間ごとの最安値」を時系列で把握する為のデータが下記のように表示されます。ご覧の通り、これまでに説明してきたグラフが「数値化」されてまとめられているのがわかります。
青枠内=ランキング推移データ
(左側に日付と時間が記載されています(調査日)それに伴いランキングが変動しているのがわかります。つまり調査日期間内で売れているという意味)
緑枠内=新品の出品者数と最安値
(ランキングが変動しているにもかかわらず、出品者数は減っていません。これは新品が売れていないか、あるいは複数在庫を持っているかのどちらかの意味。出品者数の少ない商品は基本的に複数在庫を持っているとは考えづらい。)
オレンジ枠内=中古の出品者数と最安値
(一般的にランキングが上がると同時に出品者数も減っていく。比較的見つけやすい商品の場合、増えては減ってを繰り返すため、出品者数が激減することはそんなにないが、ランキングが上がっているので売れていることは間違いない。)
この図で「過去の出品者数・ 最安値推移」を確認する事で、
急激な出品者(ライバル)の増加や価格破壊などが起こっていないかを読み取ることができるのはとても嬉しいですよね!
在庫数が気になるようでしたら、商品ページから確認することができますが、もちろん在庫が2個あり、売れたので1個になる場合もありますので、一概にそうとは言い切れませんのであくまでも目安として参考にしてください。
ちなみに、この『期間毎最安値一覧』の最大の特徴ですが、中古品の出品がある場合、中古の最安値を見ると最低価格が変動していないのにランキングが変動する点、です。
もちろん、一概にそうとは言い切れませんが、『最安値』の下に新品なら2、中古なら3とあるとします。これは中古の最安値(同価格)が3人いるという意味になります。
もしこれがずっと1人しかいなかった場合、それは
「ランキングが変動しているのに最安値は売れていない」
ということになります。
このような商品はコンディションにより利益が大きく違う場合がありますので、そのような商品を見つけたときは即決するのではなく、まずは商品ページをしっかり確認しましょう!
ランキングが変動しているときは、よりコンディションのよい物が売れているとしたら、ここに利益が出るヒントが隠されているかもしれませんので、実際の商品ページもデータと照らし合わせながら、その商品を仕入れるかどうか、見極める知識を少しずつ身につけていきたいですね。
また、新品・中古プレミア商品(発売日順・プレミア率順)別のデータも上記のように表示されますので、参考にしてみるとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
モノレートでの商品リサーチは、Amazonで商品販売していく上で必要不可欠であることがわかりましたね。この機会にモノレートで取得できるデータから、商品の「需要と供給のバランス」を読み取るスキルを身に付けて、リサーチの土台をしっかりと固めていきましょう!