Amazon輸出は本当に儲かるのだろうか?
この手のブログは検索すればたくさん出てきますよね!始める前から大きな期待を持つのはあまり得策ではないと思います。
しかし、海外に日本の素晴らしい商品を届けたい、という気持ちがあるのであれば Amazon輸出は成功すると思います。
これまでAmazon輸出に興味があったけれどなかなか踏み込めない方のために、今回はAmazon輸出を始めるために必要なステップをわかりやすく解説したいと思います。
この記事を読めばAmazon輸出の始め方が理解できますよ!
目次
2019年にAmazon輸出を始める理由とは
「グローバル化」という言葉は昨今よく耳にしますね!海外との取引を一切行っていない企業の方が珍しい時代になってきたように見えます。
輸出入といった貿易の商売は、小学校の教科書に載っていた織田信長による鉄砲伝来などよりもだいぶ昔から行われているビジネスであることはご存知でしたでしょうか?
ただ、今は当たり前のように利用されているインターネットや海外向けの安定した物流環境は数十年前までは存在していませんでした。
なので、輸出入といったビジネスを実践するためには、自分の足で海外に渡って、自分のお店で商品を並べて販売する方法しかなかったのです。
著しい時代の変化によりPC一台あれば個人でも世界中の市場にアクセスできる時代になりました。
インターネットは個人輸出を可能にしてくれる時代です。
もちろん、Amazon輸出でどれだけ稼げるのかはあなた自身の頑張り次第であるのは変わりません。
ただ、ここで言えるのは「個人輸出をする環境はすでに整っている」こと。
あとはあなたが実際に行動を起こして自分の収入の柱となるビジネスを育てていくだけのことなのです。
簡単なことのようで実は奥が深く、参入者も多い輸出入ビジネスですが、自分の力でお金を稼ぐことの大変さだけではなく、楽しさも味わいたい方はぜひ2019年にAmazon輸出をスタートさせてみませんか?
Amazon輸出とは
Amazon輸出ビジネスとは、
Amazonというネットショッピングのサイトを利用して、日本の商品を海外に輸出するビジネス
です。
相手になるのは世界中のお客様です!
ヤフオクや楽天市場と異なり、市場が大きいだけに自分の工夫次第では多くの顧客に対して売上を上げることが可能です。
「Amazon輸出には興味があるけれど、始めるのにはどのくらいお金がかかるの?」
とまずは思いますよね。
Amazon輸出で必要な初期投資や発生する費用について次の項目で解説したいと思います。
また、輸出ビジネスは海外にいるお客様を相手にするビジネスです。そのため、使う言語は日本語ではなく英語となります。
自分の英語力でやっていけるのか不安だ、と感じる方もいらっしゃると思いますので、後ほどAmazon輸出に英語が必要かどうか、このポイントに関しても解説したいと思います。
Amazon輸出でかかる費用や手数料のまとめ
Amazonでは、サイト内に商品カテゴリーというものが設けられています。
そのため、全ての商品はいずれかのカテゴリーに必ず属しています。
Amazonでは、商品が売れると(売上が発生すると)カテゴリーごとに決められた手数料が請求される仕組みとなっています。
これは、Amazonに対して支払う手数料です。
多くのカテゴリーにおいて、
売上金額(送料を含む)の15%の販売手数料
が発生すると覚えておくとよいでしょう。
$100.00で商品を販売したら、$15.00はAmazonに支払う手数料となる計算です。
15ドルも取られるの?と感じるかもしれませんが、Amazonは世界最大のプラットフォームであるため、集客代と考えればさほど高くない手数料かもしれませんね。
この販売手数料は「全Amazonセラー」が負担しなくてはなりません。
実際のところ、私たち日本人セラーは「登録国外事業者制度」というテクニカルな税制により、日本国内消費税を含む16.2%(15%+税)が徴収されます。
こちらに関しては別のまとめ記事で詳しく解説したいと思います。
FBA手数料
Amazon輸出においては、FBA販売という販売スタイルがあります。
事前にAmazonの倉庫にあなたが販売したい商品が入っている荷物を納品しておき、あとはAmazonが自動で出荷をしてくれるという素晴らしいシステムです。
このFBAを利用した場合、商品が1品売れるごとにFBA手数料が発生しますので気をつけましょう。
FBA手数料には、
- Amazonのスタッフが荷物を梱包する作業代
- 梱包を行うための資材代
- Amazonの倉庫からお客様の家までの配送代など
が含まれます。
手数料の金額は商品の大きさや重さによって異なります。
FBA販売を行う場合には事前に出品する商品のFBA手数料を確認しておきましょう。
計算式はこちら:
①売価-②原価-③カテゴリー手数料-④FBA販売手数料-⑤在庫保管料(月次)-⑥送料-⑦為替手数料-⑧関税-(⑨FBA納品先集約手数料)=利益
無在庫販売スタイルの場合は④、⑤と⑨は不要です。また、⑥の送料も無在庫販売とは大きく異なりますので注意が必要です。
- 売価=売上が上がった時
- 原価=商品を仕入れた時
- カテゴリー手数料:多くの場合は送料を含む販売価格の15%
- FBA手数料=FBAサービスを利用することによって発生する
- 在庫保管料=FBA倉庫に保管している荷物に発生する
- 国際送料=送料(FBA販売の場合はFBA倉庫に発送した際にかかる送料)
- 為替手数料=送金額の約2%
- 関税
- FBA納品先集約手数料(Inventory Placement Optionを利用する場合に発生)
仕入れコスト
Amazon輸出では無在庫販売を行う場合も有在庫販売を行う場合も、商品の仕入れのコストは必ず発生します。
仕入れコストをできるだけ抑えるテクニックもあるようですので、別の記事で紹介したいと思います。
国際送料
仕入原価と同様、Amazon輸出でどのセラーにも必ず発生する費用に国際送料があります。
これは無在庫セラー(もしくは有在庫自社出荷セラー)かFBAセラーかにより大きく内容が異なります。
しかし、いずれの販売形態をとっても荷物を海外のお客様に届ける以上、国際送料をなくすことはできませんので覚えておいてくださいね。
無在庫セラー(もしくは有在庫自社出荷セラー)の場合は、日本からお客様のもとへ商品を直接送りますので、その時に国際送料が発生します。
一方、FBAセラーの場合は、日本からFBA倉庫へ荷物を届ける際に国際送料が発生します。
この場合は、大きな段ボールにたくさんの商品(多い場合は100点以上)を詰めて送ることになります。
国際送料については、ご自身がどのような業者と契約をしていて、どのような条件を結んでいるかにより金額が大きく異なる点も理解しておく必要があります。
為替手数料
Amazon輸出を始めると、お客様からの入金は米国ドルベースになります。
つまり、これを日本円に円転(両替え)する際には、米ドルから日本円への両替が必要になります。このとき、為替手数料が発生します。
Amazon輸出を行うには、米国の現地口座が必要となりますが、こちらについては口座のレンタルサービスを提供しているPayoneerやWorldFirstなどを利用するとよいでしょう。
現在PayoneerやWorldFirstなどの手数料は外貨を円口座に送金する際に発生する「為替手数料(2%以下)」のみなので、とても利用しやすいですね。
関税
Amazon輸出を始めると、関税の発生も無視することができません。
関税とは、
自国産業を守るために通関時に課される税金
のことです。
アメリカ向けの販売に関していうと、FBA納品の通関時に関税が発生することが多いと言われています。
(無在庫販売のように少額の発送であれば、通関時に関税がかからないことも多いようです。)
アメリカの税関で関税が発生した場合、通常は荷物の受取人がその関税の金額を荷受け時に支払う必要があります。
***注意***
関税については、発送する荷物の内容、金額、はたまた税関担当者の厳しさ具合によって、かかったりかからなかったりする一面があるので、具体的にいくら発生するのかは実際に販売しないと分かりません。
Amazon輸出で発生する固定費
固定費とは毎月一定額が必ず発生する費用のことです。
Amazon月額手数料
Amazon販売には、大口出品と小口出品の2つの販売形態があります。
大口出品にするか、小口出品にするのかはセラーアカウントを開設する際に決めることができます。
大口出品のアカウントを開設する際には毎月$39.99のアカウント手数料が発生します。
ちなみに、小口出品を選択した場合は、1商品が売れるたびに$0.99のアカウント手数料が発生します。これは毎月一定量の商品が売れるとは言い切れないため、変動費と言えますね。
Amazon輸出ツール代
Amazon輸出ビジネスを効率的に進めるために、殆どのセラーが何かしらのツールを利用しています。
ツールの利用はもちろん任意ですが、輸出ビジネスが軌道に乗ってくると、いつかツールを使う日がやってきます。
このAmazon輸出のツールですが、大きく分けて1度の買い切りタイプと、月額支払タイプの2つに分かれます。
このうち、月額支払いのタイプであれば、毎月ツールの利用料を支払うことになりますので、これも固定費として把握しておきましょう。
※稀に、変動費タイプのツールも目にすることがありますが、多くは毎月固定の利用料を支払うものの方が多いです。
※買い切りタイプのツールの場合は、1度の費用で永久的にツールを利用できます。
Amazon輸出に英語は必要あり・なし?
Amazon輸出をこれから始める人にとって、このビジネスの大きな参入障壁のひとつが”言葉の壁“です。
Amazon輸出にかかる経費や手数料、Amazon輸出の仕組みはだいたい理解できたけれど、世界にいる顧客を相手にするとなると自分の英語のスキルに自信がない、と不安視される方も多いのは事実です。
結果から言うと、Amazon輸出には英語は必要「あり」です!
Amazon輸出には英語は必要なし、と謳っている情報もちょくちょく見かけますが、これは「全ての場面」ではなくある特定の場面で英語が必要となりますよ、と言うことです。
英語の理解力が必要となる場面として考えられるのは以下の場面です。
Amazon輸出の管理画面等(セラーセントラル)
顧客からの連絡対応(商品に関する内容、商品未着や返品・返金クレーム等含む)
Amazonからの連絡メールへの対応やAmazonへの質問
自分が何をどれくらい売り、売上がどれくらい伸びたのかを確認するにはセラーセントラルの画面をしっかりと正しく理解する必要があります。
時に画面の仕様が変わることもありますが、表示されている内容には大きな変更はないはずですのでGoogle翻訳などの機械翻訳をうまく利用してみてください。
顧客からのメッセージには24時間以内に返答しなくてはならないルールがあります。24時間以内に返答しない場合は「アカウントヘルス」が悪化する仕組みとなっていますので気をつけてください。
Amazon輸出に関する本屋インターネット上にある情報はあくまでもAmazonn輸出ビジネスの一部の情報であるため参考までにみておきましょう。
ですので、自分のアカウントに関する内容などはAmazonに直接問い合わせてください。
そのほうがより早く解決するケースもありますよ!
なので、Amazonに質問できるレベルの英語力はAmazonビジネスを本格的にされたい方も副業としてされたい方も必要であると言えます。
英語がどうしても苦手・・・でもAmazon輸出は諦めたくはない!という方はこの機会にSAATSのサービスを利用してみてはいかがでしょうか?
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英語ができなくてもeBayビジネスは儲かるケースがほとんどですが、やはり最後は人と人とのつながりがあってこそのeBayビジネスです。
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最後になりますが、SAATS Basicでは翻訳がメインのサポートとなりますが、eBay上でトラブルになった時やどうしたらよいのか分からない時などにも、eBay経験豊富なスタッフが丁寧にサポートいたしますのでご安心くださいね。
Amazon輸出をスタートさせるために必要な2つのステップ
- 海外銀行口座を開設する
海外の売上代金を受け取るために海外銀行口座を開設します -
米国Amazonにストアを開設するAmazonに出店するための自分のストアを作ります
まずはこのステップに沿って登録作業を進めて、個人輸出の準備を整えてみましょう!
ステップ1「海外銀行口座を開設する」Payoneer
Amazon輸出では、アメリカ・カナダ・ヨーロッパ・中国などなど、世界中のお客様に商品を販売することが可能です。
当然、それぞれの市場でお客様から入金を受けるのは現地通貨(外貨)ベースになります。
アメリカなら米ドル、ヨーロッパならユーロといった感じです。
ですので、それらの外貨ベースの売上を受け取るために、海外銀行口座を用意しましょう!
海外銀行口座を準備すること=Amazon輸出への第一歩です。
米国法人を設立し、米国法人用口座を作る方法もある
私たちが米国内で半永久的に有効な銀行口座を持つには、米国に渡り現地で海外口座を作る必要があります。
とはいえ、私たちは日本人であるために、実際に半永久的に有効な現地口座を作るには米国に移住する等の対応を取る必要があります(これは無茶ですよね)。
そのため、現実的には米国で法人を作って米国法人として口座を作る方法が存在しています
実際に米国法人を設立し、米国口座をお持ちのセラーさんは大きく2パターン。
①海外の法人口座レンタルサービスが日本で認知される前からAmazon輸出に取り組まれている方(後述する口座レンタルサービスがなかった時代から個人輸出をしている方)
②Amazon輸出の売上が大きくレンタルサービスの手数料よりも米国法人運営費用のほうが安く収まる方
でも、これから副業でAmazon輸出に取り組まれる方にとっては、急に米国法人を持つなんて敷居の高いことができるわけありません。
Payoneerを利用して米国口座を作る方法
Payoneer社は2005年に設立されたアメリカの会社です。
口座レンタルのビジネス実績が長く、このサービスにおいては老舗中の老舗でしょう。
現在は取扱通貨が100通貨を超えており、今後米国以外に輸出の販路を広げていく際にも利用できるはずです。
Payoneerは日本法人があり、国内資金移動業の登録を完了(関東財務局長第00045号)している点でも非常に安心ができる企業です。ですので、全て日本語で対応できるのも嬉しいポイントですね!
原則は受けとった外貨の売上代金を日本に送金するときにだけ手数料が発生するサービスとなっているため、固定費を気にせずに利用することも可能です。
そのため、米国法人用口座を作るよりもPayoneerなどのサービスを利用するセラーがほとんどです。
ちなみに、Amazonでは売上代金の支払いは2週間に1回のペースで行われます。
支払いサイクルの2週間の間は売上代金はAmazonが留保し、2週間ごとにまとめて自分の「銀行口座」に代金が支払われるイメージです。
ここでいう「銀行口座」が、今回用意をしたPayoneerの海外口座になります。
Payoneerでの入金が確認できたら、後はPayoneerからご自身の日本の銀行口座にお金を送金すれば着金完了です。
とても便利なサービスですね!
ステップ2.米国Amazonにストアを開設する
Amazonで商品を販売するには、セラーとしての登録(ストア開設)が必要です。
ここでは、大口と小口と呼ばれる2種類のセラーの違いを理解した上であなたにあったセラー登録を済ませてください。
これでやっとAmazon輸出をスタートさせる段階になりました!
Amazon輸出・3つの販売スタイル
Amazon輸出には以下の3つの販売形態があります。
- 無在庫販売(在庫を持たないビジネスモデル)
- 有在庫自社出荷販売(在庫を持って日本から出荷するビジネスモデル)
- FBA販売(在庫を持って海外から出荷するビジネスモデル)
Amazon輸出は、自分に合った販売スタイルでビジネスを楽しむことができます。
それぞれの販売スタイルのメリットとデメリットをみてみましょう。
無在庫販売のメリットとデメリット
“無”在庫というワードが指し示す通り、在庫を持たないという販売スタイルになります。
Amazon上で商品の出品をしておいて、商品が売れた時点で初めて仕入を行います。
顧客は購入した商品がきちんと期日内に届くかどうか、これが一番きになるポイントとなります。
そのため、セラーが商品の在庫を持っているかどうか、この点は正直なところあまり気にしていません。
ですが、商品が実際に売れた時に購入しようとしていた商品の在庫が切れていた!というときは誠実に対応するしかありません。
無在庫販売のメリットは、在庫リスクがないことや出品規制に瞬時に対応できること、また、低回転で高利率商品で勝負をすることができることが挙げられます。
また、手元に資金がなくてもビジネスが成り立つのも無在庫販売のメリットとも言えます。
その一方、先ほど少し触れましたが注文を受けてから仕入れを行うため、商品が売れた時に入手できない場合は注文をキャンセルしなくてはなりません。
Amazonではセラー都合の注文キャンセルなどはアカウントヘルスの悪化につながるため、そのような事態を繰り返していると、アカウント停止の処分などを受ける可能性があります。
有在庫自社出荷販売のメリットとデメリット
有在庫自社出荷販売とは、在庫を持ちつつ、注文を受ける都度商品を日本から発送する方法です。
無在庫販売とFBA販売の間にある販売方法のイメージです。
無在庫販売と比較した場合、事前に在庫を保有しているため、注文を受けた商品を用意できないといったようなリスクがありません。
そのため、セラー側の都合による商品キャンセルは起こらず、アカウントヘルスも健全に保つことができます!
また、在庫を自社で保有するため、事前に商品を大量発注し、仕入れコストを下げられる可能性がでてきます。
仕入元の小売り業者とも交渉ができますし、仕入の量や交渉次第では問屋やメーカーから商品を購入することも可能です。
FBAに比べて利益計算がシンプルであるため計算を間違えることもないことや、FBA倉庫での商品保管コストもかからないのも助かりますね。
ただ、当然のことですが売れる前に在庫を持つため、売れない商品を抱えた場合は赤字となります。なので、商品リサーチはしっかりと丁寧に行うように気をつけましょう。
また、FBA販売に比べると国際送料が高くなる傾向にあります。
FBA販売のメリットとデメリット
FBA(Fulfillment By Amazon)は、Amazonに梱包・出荷・カスタマーサービス(顧客からの連絡対応)を一括でお願いできるシステムです。
事前に在庫をAmazonの指定倉庫(Amazon輸出の場合は、海外のAmazonの倉庫)に向けて出荷しておき、後は注文が入ったら自動的にAmazonが商品を出荷してくれます。
「Prime」というマークが入っているセラーは、FBAセラーの証。このセラーはこの商品をFBA倉庫に事前に送っていることが分かります
FBA販売はAmazonのカート獲得をしやすいです。
そのため、無在庫セラーよりも多少高い価格で販売をしても、カートを獲得できる可能性が高くなります(その分、後述するFBA手数料がかかります)。
*無在庫セラーや有在庫自社出荷セラーはそもそもFBAセラーをライバルと思っていません。彼らはFBAセラーが取り扱わないような商品で利益を挙げているケースが多いと言われています。
FBA販売の最大のメリットは何と言っても輸出ビジネスで最も時間や労力を必要とする業務をAmazon側にアウトソースできることです。
販売したい商品をFBA倉庫に送っておくだけで、商品が売れたらあとはAmazonが出荷等の業務をセラーの代わりにしてくれます。
そのため、商品の注文を確認して商品を出荷するという業務の時間を他の業務、例えば商品リサーチなどに充てることができます。
そして、FBA販売では荷物をまとめてFBA倉庫へ納品するために商品の重量あたりの国際送料が抑えられる可能性が高いと言われています。
***注意***
FBA販売セラーは海外に荷物を発送する際、輸送費の計算の時に実重量と容積重量の比較をしなくてはなりませんので覚えておきましょう。
FBA納品をしておくと、アメリカのプライム会員のお客さんに即日で商品が届くことになり、お客さんから良い評価を貰いやすくなります。
FBA販売はAmazon側が商品をお客さんに届けるまで責任を持って対応してくれますので、お客さんからのフィードバックに荷物の破損や配達遅延などのネガティブな内容が含まれている場合は、FBAサービスの責任として悪い評価の削除依頼が可能となります。
やはりFBA販売における最大のデメリットは何と言っても「在庫リスク」です。
有在庫自社出荷同様、商品を事前に仕入れる必要がるので、在庫保有リスクが伴います。
ですので、Amazon輸出を初めてされる方は一気に資金が足りなくなる可能性もありますので注意してください。
利益計算が複雑であるのもFBA販売のデメリットだとされています。正しく利益計算ができないと知らぬ間に赤字販売を繰り返してしまう、という事態になる可能性もあることを覚えておきましょう。
ですので、これら3つの販売形態をきちんと把握した上で自分に合った販売スタイルを確率できるよう努力してみるのが大切です。
これらの販売形態はあくまでも参考程度に留めてください。
Amazon輸出の始め方第一弾!2019年こそAmazon輸出をスタートさせよう!のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はAmazon輸出をスタートさせるために最低限必要な情報をまとめてみました。
第二弾はアカウント保護がどれだけセラーにとって重要となるか、Amazon輸出のビジネスリスク、知的財産権や特許権に関する内容を主にわかりやすく解説したいと思います。
2019年はスタートしたばかり。
この機会にAmazon輸出ビジネスに挑戦してみませんか?