最近「中国輸入ビジネス」という言葉をよく耳にしませんか?
これからAmazonに参入するぞ!とお考えの方はいずれは試したいビジネスのひとつかもしれません。中国輸入ビジネス知らずにAmazonは始まらない!と言っても過言ではありません。
今回は中国輸入ビジネスとは何か、中国輸入ビジネスの魅力などを主にわかりやすく解説させていただきたいと思いますのでぜひ参考にしてください。
目次
- 1 中国輸入ビジネスとは?
- 2 中国輸入ビジネスの魅力について
- 3 中国輸入ビジネスやAmazonの初心者が知っておくべきこと
- 3.1 Amazonの規約は遵守し、定期的にチェック
- 3.2 販売禁止・輸入禁止の商品がある!
- 3.3 関税・国際送料を含めた送料を意識しよう
- 3.4 FBA手数料を把握しよう
- 3.5 中国輸入には中国パートナーか代行業者が必要
- 3.6 今Amazonで売れている商品を参考にしよう
- 3.7 単純転売はいつまでも続けられない・・・
- 3.8 OEM商品なら少数精鋭で戦うことが可能
- 3.9 OEMの販売にはJANコードが必要!
- 3.10 大口出品と小口出品の違いを把握しよう
- 3.11 キャッシュフローを意識して!
- 3.12 リサーチは商品だけでなく、セラーもチェックしよう
- 3.13 商品紹介コンテンツは必ず使おう
- 3.14 キーワードは詰め込み過ぎはNG!
- 3.15 規約範囲内で魅力的な商品画像を用意しよう
- 3.16 相乗り対策のために参入障壁を作ろう
- 3.17 在庫切れに注意しよう!
- 3.18 悪い評価を集めない対策を!
- 4 まとめ
中国輸入ビジネスとは?
中国輸入ビジネスとは、
「中国の仕入れ先から利益の見込める商品を購入し、その商品を日本に輸入してECサイトや自社のネットショップなどで商品を販売して収益を生み出すビジネスモデル」
です。
主な中国商品の仕入れ先としては以下の4つが挙げられます。
・タオバオ 中国最大手の消費者向け(B to C)ショッピングサイト。
・アリババ 問屋向けの(B to B)ショッピングサイト。
・AliExpress輸入代行業者を通さずに個人で商品の購入が出来るのが大きな特徴。
・チャイナマートタオバオ・アリババ・天猫などのサイトが日本語で検索可能。
中国市場には数多くの商品が取り扱われていますので、日本市場との価格差を最大限に活用して収益をアップしていきましょう!
中国輸入ビジネスの魅力について
数多く存在する輸入ビジネスの中でも、特に輸入ビジネス初心者にとって「中国輸入のメリット」は大きいと言われています。
どんなメリットがあるのか、具体的に中国輸入のメリットについて見ていきたいと思います。
英語・中国語などの語学力は必要なし!
英語や中国語の語学力が全く必要ないと言ってしまうと少し語弊がありますが、中国輸入ビジネスでは英語・中国語を使用する機会は「ほぼ」ないに等しいです。
欧米輸入の場合は英語を使って仕入先セラーと直接の価格交渉が必要となりますが、中国輸入では商品買い付けや価格交渉も輸入代行業者を通して行いますので、自分が英語や中国語を使用して交渉する必要がありません。
もちろん、
代行業者を利用するのには抵抗がある
あなたご自身で価格交渉など直接行いたい
などという理由がある場合は英語や中国語をある程度理解しておく必要はあります。「輸入ビジネス」と言うと、英語などの語学力の面で不安を感じる方が多いのですが、中国輸入では代行業者を利用することで語学力の心配は不要ですので、安心してビジネスをスタートさせることが可能です。
少ない資金で輸入ビジネスをスタートすることが可能
中国輸入ビジネスで取り扱う商品はとても価格が安いので、少資金からでも輸入ビジネスが始められるのが大きな強みです。輸入ビジネスに限らず、物販ビジネスを始める場合には販売する商品を仕入れて在庫を持つ必要がありますので、資金が0の状態では、ビジネスを始める事は難しいです。
*資金が全くない状態でも、クレジットカードを使用すればいいのでは?と考え、商品を仕入れることは可能です。しかし、現実的にはお勧めいたしません。
実際のところ、始めから資金に余裕があるという方の方が少ないと思います。
比較対象とされる機械の多い欧米輸入を例に挙げてみると、商品の仕入れ単価が1万円を超えてくるのは当たり前で、むしろ数万円以上という価格帯の商品を取り扱うことも珍しくありません。
一方で、中国輸入で仕入れる商品の価格帯は、数百円~3000円程度が一般的です。そのため、最初は小資金からのスタートでも、十分に中国輸入ビジネスを実践することが可能なのです!
少資金からでも無理なく輸入ビジネスをスタートさせたい方にとって、この点は中国輸入ならではのメリットと言えますね。
完全在宅での実践が可能
中国輸入ビジネスは、インターネット環境とパソコンさえあれば実践する場所を選びませんので、文字通り完全在宅での実践が可能です。仕入れ商品のリサーチから買い付けはもちろんのこと、商品の出品から販売までの作業は全てパソコン1台で完結させることが出来ます。
副業での実践者が多いのも、このように中国輸入ビジネスが完全在宅で実践できるビジネスモデルであるということからも納得できますね!
商品の輸入から販売までのサイクルが短い
中国輸入ビジネスでは、主にDHLやOCS、FedExといった航空便(クーリエ)を利用して中国から商品を輸入します。欧米諸外国と比較しても、日本と中国の物理的な距離が近いということもあり、中国輸入商品が日本に届くまでの所用日数は、欧米輸入と比べると断然短いです。
輸入代行業者に商品の買い付けを依頼した時点から、約10日〜14日ほどで日本のAmazon倉庫に納品されます。(注意:輸入代行業者からAmazon倉庫に直接納品の場合)
航空便に商品が乗ってしまえば輸送自体は数時間ですので、不備さえなければ、輸入代行業者からDHLやOCSの送り状番号が発行されたその2日後には通関が完了し、日本のAmazonから商品売上通知が届くこともあります。
商品の到着を待っている段階で大幅な値下がりなどの価格崩壊が起きてしまい、商品が手元に届いた頃には赤字になっていた・・・という機会損失も最小限に抑えられます!
このスピードは、中国輸入ビジネスならではの魅力だと言えますね!
外注化の仕組み構築が簡単
中国輸入ビジネスである程度の事業拡大を視野に入れた場合、外注化の仕組み構築を推奨しています。
扱う物量が増えてくるにつれて、自分で全ての作業を行うことはどうしても厳しくなってきますし、自分自身への負担が大きくなり、作業効率も悪くなってしまいます。
また、本業と両立させて中国輸入ビジネスを行う方にとっても、思い切って外注化を図る事で作業効率を上げ、更に時間を有効活用することが可能です。
中国輸入での外注化は簡単で、今あなたが行なっている商品リサーチやそれに付随する作業を外注スタッフを雇い、お任せするだけです。
輸入代行業者とAmazonFBAサービスを活用することで、すでに商品の買い付け・輸入〜Amazon販売までの自動化が完成することができますので、一度外注化の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
まずはこの流れをしっかりと確立させて、中国輸入ビジネスでの利益が安定して段階で、ぜひフル外注化に向けた仕組み構築に進んでみましょう!
外注化を図ることで面倒なリサーチや梱包・出荷作業から開放され、利益に直結する作業だけに専念することが可能となるのです。
このように外注化を進めて仕組み化しやすいという点も中国輸入ビジネスの大きな魅力の1つと言えます。
中国輸入ビジネスやAmazonの初心者が知っておくべきこと
中国輸入ビジネスの魅力も理解できたところで、Amazon新規参入者が知っておくべき情報を詳しくまとめてみました。
・Amazonの規約は遵守し、定期的にチェック
・販売禁止・輸入禁止の商品がある
・関税・国際送料を含めた送料を意識
・FBAは様々な手数料がかかる
・中国輸入には中国パートナーか代行業者が必須
・現在Amazonで売れている商品を参考に
・単順転売はいつまでも続けられない
・OEM商品なら少数精鋭で戦える
・OEMの販売にはJANコードが必要
・大口出品と小口出品でできることは違う
・キャッシュフローを意識する
・リサーチは商品だけでなく、セラーもチェック
・商品紹介コンテンツは必ず使う
・キーワードは詰め込みすぎない
・規約の範囲で魅力的な商品画像を用意する
・相乗り対策のために参入障壁を作る
・在庫切れに注意
・悪い評価を集めない対策を!
それでは、上記内容をひとつずつ詳しくみていきましょう!
Amazonの規約は遵守し、定期的にチェック
郷に入っては郷に従え、という教えがあるように、Amazonで商品を販売する以上は、基本的にAmazonの規約を遵守する必要があることをまずは覚えておきましょう!
ただAmazonの規約は非常に細かく定められているものもあり、気付かない内に違反しているものをよく見かけますが、もちろん見つかればAmazonからペナルティを受けることになるかも。それ以外に、ライバルセラーからの通報によってペナルティを受ける可能性もあります。
Amazonの規約は予告なく変わりますので、定期的にチェックするようにしましょう!
販売禁止・輸入禁止の商品がある!
規約と少し重なる部分もありますが、Amazonでは販売できない商品が存在します。
ただ、Amazonで販売できないだけであればそこまで大きな問題にはならないかもしれませんが、輸入禁止の商品を輸入してしまうと、最悪罪に問われる可能性もあります。
日本だけでの取引であればそこまでの問題にはなりませんが、国をまたぐ取引の場合、取り扱う商品についても十分に注意する必要があります。
関税・国際送料を含めた送料を意識しよう
国をまたぐ取引でもう1つ重要なのは、関税と国際送料です。
これも日本間の取引であれば関税なんかかかりませんが、中国から輸入する場合には税関を通ることになり、関税が必要になります。
また、中国から日本に荷物を送る時には、重さや大きさによって大きな違いが出てきます。中国には原価が安い商品が無数に存在しますが、送料なども含めた上で原価をチェックし、あなたが考える利益率を確保できるかどうかは早い段階で見極める力をつける必要もあります。
FBA手数料を把握しよう
FBAはAmazonが提供する、オールインワンの顧客対応サービスです。
あなたがAmazonに商品を送るだけで、購入されたらAmazonが商品を発送してくれて、顧客の対応もしてくれますので、副業であまり時間が取れない場合などには非常に有効なんですよね。
ですが、便利な半面、費用はかかりますのでFBAを利用する前に、FBA手数料についてしっかりと把握する必要があります。それが悪いということではなく、これについても手数料を加味した上で利益を確保できるかの見極めが必要、ということです。
中国輸入には中国パートナーか代行業者が必要
中国での商品の買い付けにあたっては、中国パートナー、または代行業者を使うことをオススメします。中国語がわからないと厳しいですし、わかったとしても一筋縄ではいきませんので、まずは中国パートナーか代行業者を頼るとよいでしょう。
今Amazonで売れている商品を参考にしよう
スタートアップではまず、Amazonで今現在売れている商品を参考にしましょう。あなた自身でトレンドを作るのは先の話で良いですし、将来的にそこに進まなくても売り上げはちゃんと確保できます。
単純転売はいつまでも続けられない・・・
あなたが今現在既にAmazonでのビジネスをしていて、それが単純転売だということもあると思います。ですが単純転売はいつまでも続けられるものではありません。
単純転売には、
・価格競争から抜けられない
・仕入れが安定しない
・社会性に難がある
・多くの商品を取り扱う必要がある
など、様々な問題があります。
利益を失うのは辛いと思いますがOEMへ移行することをお勧めいたします。
OEM商品なら少数精鋭で戦うことが可能
単純転売は、取り扱う商品数を増やすことでしか売り上げや利益を上げられませんが、OEMであれば少ない商品点数であっても売り上げを最大化できます。OEMなら商品の供給は自由自在ですし、不毛な価格競争に巻き込まれることもありません。
OEMの販売にはJANコードが必要!
相乗り出品とは違い、新規出品にはJANコードという専用のコードが必要になります。
申請してすぐに取得できるものではありませんし、取得のために必要なものは送られてくる申請書類とお金ぐらいですので、早い内に申請を済ませておくようにしましょう!
大口出品と小口出品の違いを把握しよう
OEM商品を販売するためには新規出品が必要です。
新規出品ができるのは大口出品のみですので注意しましょう!
キャッシュフローを意識して!
キャッシュフローは、収入と支出の流れのことですね。
物販ビジネスは基本的に支出が先出しになり、特にスタートアップの時点では価格戦略なども行いますので、赤字まではいかなくてもトントンか、僅かな黒字の状態がしばらくは続きます。
ですのでお金の流れを把握するのは非常に大切なのです。
リサーチは商品だけでなく、セラーもチェックしよう
良いセラーは、良い商品を複数取り扱っている可能性が高いです。リサーチの過程で探した商品そのものを取り扱うのが難しい場合には、そのセラーが取り扱っている他の商品もチェックしてみてくださいね。その中に取り扱える商品があるかもしれません。
商品紹介コンテンツは必ず使おう
商品紹介コンテンツのメリットは、大きく2つあります。
・成約率が激変する
・設定が非常に簡単
面倒に感じている人が多いかもしれませんが、商品紹介コンテンツを使うことで、成約率は確実に変わります。
通常の商品説明は文字のみなので、他の商品との差別化を図るのはなかなか難しいですが、商品紹介コンテンツなら画像をふんだんに使えますし、文字を太文字にしたりという装飾もできます。
画像を使えれば商品の特長や魅力もより伝えやすいですし、伝わりやすいです。特にOEM商品との相性は抜群です!
キーワードは詰め込み過ぎはNG!
検索上位に行くことであなたの商品ページが見られる可能性が高くなるからです。
それなら色んなキーワードで表示されるようにすれば良いと思うかもしれませんが、それは間違いです。そもそも検索上位に行くためには表示された回数の他に、クリック率や成約率も関係してくることを覚えておきましょう。
規約範囲内で魅力的な商品画像を用意しよう
画像の良し悪しは売り上げやクリック率に大きな影響を与えます。あまりお金をかけたくないかもしれませんが、画像についてはプロに撮影や加工を依頼するのをオススメします。
相乗り対策のために参入障壁を作ろう
転売とは比べ物になりませんが、OEMでも相乗り出品をしてくるセラーもいることを覚えておきましょう。
相乗り出品を防ぐために、まずは参入障壁を作る必要がありますが、なんでも良いわけではなく、相応の参入障壁でないと意味がないどころか、あなたにリスクが生じる可能性も出てきますのでしっかりと対策を取ってから実行に移しましょう。
在庫切れに注意しよう!
OEM販売で意外と怖いのが在庫切れです。在庫切れになると検索順位が下がったり、クレームに発生する可能性があるだけでなく、1日に大量の商品を発送する可能性もありますので注意しましょう!
悪い評価を集めない対策を!
商品に対しては良い評価をもらうのはもちろんですが、悪い評価をもらわない工夫も必要です。
ただ、良い評価は放っておくとなかなか付くことはないんですが、悪い評価は放っておくとすぐについてしまいます。
また、悪い評価は売り上げに影響を与えるだけでなく、最悪のケースではアカウントの閉鎖などにつながる場合もありますので、悪い評価をもらわないための対策を取る必要があるというわけです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
中国の製品って売れるの?と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、日本の製品の多くは日本製ではなく中国やバングラディシュ、ベトナムなど諸外国で生産されています。
中国には将来性のある商品が多々ありますので、その中から日本人好みの商品を選んでうまく宣伝していけば日本で収益を得ることは可能です!
海外輸出だけではなく輸入ビジネスもスタートされたい方もぜひこの機会に中国輸入ビジネスの導入を検討してみてくださいね。