画像:www.gordon-fiddes-robertson.comより
突然ですが、これらの作品に共通することは何だと思いますか?
- ファインディング・ニモ
- アリス・イン・ワンダー・ランド
- スター・ウォーズ
- スパイダーマン
- Xメン
- 名探偵コナン
- ドラエもん
- ゴジラ
それは、カタカナが含まれるタイトルであるというのもありますが、そうではなくて、これらの作品は全て「続編がある映画」なのです。
続編があるということは、オリジナルの最初の作品が売れたからに他ならないのですが、最近の映画を見てみると、その続編の多さに驚かされます。
続編が公開されるとの宣伝を見て「あ〜、またか」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際に続編は、どれを見ても、興行面では成功していると言えます。
続編を制作するのは、ある程度のヒットが予想できる以外にも、別の美味しいメリットがあるために、この続編ブームはさらなる拡大路線が続くことと思われます。そのメリットとは。。。
1)シリーズの作品や関連作品のレンタルやテレビ等での放映で過去の作品からさらに収益を上げることができる
2)キャラクター作りなどをゼロから始める必要がないために、作品を作成する手間が減る
3)すでに認知されているために宣伝費を抑えることができる
4)リピーター以外にも新規の顧客を呼び込める可能性があるために前作よりもヒットする可能性がある
5)ドラえもんやコナンのように、毎年同時期に公開することで、安定した収益の柱となる
6)ヒット作の続編であれば、その続編を制作する権利を販売し、利益を上げることもできる
などなどと、多くが考えられます。
逆にデメリットと言えば、新しい映画を作らなくなることが第一に挙げられます。ピクサーはヒット作を連発していますが、前作の「アーロと少年」は「インサイドヘッド」の半分も稼げていないためにおそらく続編はないかと思われます。
それとは対極的にトイストーリーは、オリジナルよりもトイストーリー2、またトイストーリー2よりもトイストーリー3の方が成績が良く、3に至っては、ピクサー作品で唯一10億ドル以上を売り上げ、アカデミー賞も2部門を獲得しています。
その理由から、トイストーリーは「4」の作成が進んでいるようです。
前置きが大変長くなってしまいましたが、このように「続編」のある映画は、何度も稼げるという性質を持っており、この性質は物販においても同じであると言えるのです。
言い方を変えるなら、ヒットした映画は、将来続編が制作され、再びブームが巻き起こる可能性が非常に高いということです。
Terapeakのカテゴリーリサーチでスターウォーズの売り上げについて見てみると、どのようにブームがやってくるのかが一目でわかります。
スターウォーズ「フォースの覚醒」は2015年12月に公開されましたが、公開の少し前から急激に売り上げが上がっていることがわかります。
では、実際に売れたものはどうかを見てみると、とても面白い結果が出ます。
高額落札商品の上位には、過去の作品に関するものばかりが表示されているのです。これらの商品はもともとある程度の値段で取引されていたものばかりですが、続編の公開に合わせてその価値が一気に高くなりました。
例えばこの一覧にあるルークスカイウォーカーのフィギュアは、公開時には17,350ドルで落札されていますが、同じ商品のうち10点が1,000ドル超で落札されています。
これと同じ商品が、公開熱が冷めDVDやBlu-rayの売り上げも落ち着いてきた時期となると1,000ドル超で落札された商品はわずか3点となり、全体的に見ても金額が下がり、落札もされなくなってきます。
このルークスカイウォーカー関連の商品の示す通り、ブームが到来したら、その価値が3倍以上に上がり、1ヶ月もすれば、一気に熱が冷めてしまう現象が、他の続編映画のグッズにも見られています。
資金に余裕があるのなら、今の内に続編映画の公開や制作が決まっている映画グッズを安く仕入れて、公開時まで保管をしておくと、驚くほどの利益を上げることができるかもしれませんね。
ちなみに、カーズ、ファインディングニモ、トイストーリーなどのピクサー作品を始めスターウォーズ、パイレーツオブカリビアン、バイオハザード、トランスフォーマー、ハリーポッター、パシフィックリム、アメージングスパイダーマン、ゴジラ、グレムリン、ナルニア国物語、ゴーストバスターズ、メン・イン・ブラック、アダムスファミリー、フランケン・ウィニー、ネバー・エンディング・ストーリーなどなど、懐かしい作品から最近のものまで、数多くの作品の続編(あるいはリメイク)が作成される予定です。
チャンスは目の前にあります。
それを生かすも殺すもあなた次第です。
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